難しい会話術

ちなみに、 一回の婚活には、お見合い料とお茶代を含め平均1万円の負担 が男性にかかります。わざわざ1万円も出費して、オバさんのおしゃべりに付き あいたくないですよね。最低限、「退屈な休日に家にいるよりも、
楽しかった」と思ってもらえるように振る舞いたいものです。この人に会っておしゃべりができて会話はコミュニケーションの一種。話を続けることが大切なのではなく、気持ちのやりとりをすることが目的だということを意識しておくべきでしょう。自分の話ばかりしている人が相手に好かれるわけはありません。
英語では、自分が話した後に「and you? 」 と聞くことがよくありま すが、 これはお見合いの席でもキーワードになる考え方のひとつです。「私はO Oです。あなたは、 どうですか?」と聞き、相手の考えを知ろうとする姿勢こそ、結婚につながるはじめの一歩の会話になります。お見合いの席で男性に嫌われる女性タイプのひとつに「上書き女子」 がいます。「私も」 と発言を被せてくる女性のことを言います。 しかも、単に張り合ってくるだけではありません。「上
書き女子」は、自分のほうが男性よりも勝っていることを競おうとしてしまう習性があるのです。

嫌われる理由は二つあります。ひとつは、男性の話をふくらまそうとせずに、自分の話に変えてしまった点。相手の話を受けたうえで、質問や感想を返すのが会話の鉄則ですから、すぐに「私も」と返事をしたのは大きな間違いです。
もうひとつの嫌われる理由は、男性が慣れない と言っているにもかかわらず、パリに5回行ったことなど外国慣れしてい 「はじめてのフランス」とか必要以上にアピールしてしまった点です。 いくらその男性よりもフランスに詳しかったとしても、お見合いの席は張り合う場所ではないので、それはまったく意味のないことです。少し考えれば、経験値の豊富さを競うなんて、子どもっぽいことだとすぐにわかるはずでしょう。
そんなふうに切り替えされた男性は、自分の発言が打ち消されたことで気分は
よくありません。 せっかく話題を提供したのに、自分の話を上回る言葉で返されたりしたら、プライドも傷つくというものです。この場合の正解は、「それは大変でしたね」とか、「どんなところが印象に残っていますか?」のようなフレーズです。相手が話しやすいように、話題を広げられる返事をするのがポイントになります。